大会ルール

(2019年11月10日現在)  

このルールは、2019年11月17日第14回五色百人一首山形県大会用である。

  

【試合進行】 

1.選手が位置についたら、読み手の合図で挨拶、握手をする。

2.札は、10枚を横5枚、縦2段に並べる。自分の札は自分の方に向け、お互いに札の頭をつけるようにする(横は空けて構わない)。

             相 手

            □□□□□

            □□□□□ ※札と札との横の間隔は1cmぐらい。

          

            □□□□□

            □□□□□

             自 分

3.読手が「札を覚えてください」と告げた後は、選手は札の位置を移動してはならない。

4.1分間、札の位置を覚える時間を取る。この時間に、自分の札、相手の札にかかわらず、裏を返して見てもよい。(札の移動はできない。)

5.1分経ったら、読手は序歌を読み始める。序歌は、例えば次のようなものを読む(向山式)。

   ご用意よければ 空札一枚

     東海の 小島の磯の 白砂に 我泣き濡れて 蟹と戯る

6.読手は、上の句と下の句を1回ずつ読む。出札(読まれた札)が見つからないブロックがあっても、待たずに次の札を読み始める。

7.取った札は自分の手元に置く。自分の右か左かは特定しないが、場の札と間違わないように、裏返しに置く。

8.両者の手が同時に札に触れたときにはジャンケンで素早く決める。手が上下に重なったときは、下に手がある方が早いと判断する。

9.進行中に、どちらが取ったか分からない、ジャンケンに時間がかかった等のトラブルがあり、次の札を読むのを留めて欲しいと判断した場合は、すぐに片手を上げ、読手に合図する。手が上がった場合は、一時、次の札の読み上げをストップする。トラブルが終了した時点で挙げていた手を下ろし、それを確認したら、読手は読み上げを再開する。

10.札を取るとき以外は、自分の手のひらを自分の体のどこか(普通は膝か腿)につけておく。手をかざしながら札を探してはいけない。審判が注意をしても繰り返すようならば、相手の邪魔になったとして、お手つきとして扱うこともある。

11.試合中、場の札の枚数が減った場合にも、互いに札の場所を覚えて試合をしているので、空いたスペースに札を移動させてはならない。

12.次の札を読み始めたら、それ以前の札は取ることができない。

13.札には、1つの読みに対して1度しか触れられない。2回目以降は無効とする。

14.読手が17枚を読んだ時点で読みを終える。選手が互いに取った札の数を数え、多く取った方が勝ちとする。

15.試合終了後、対戦カードに結果を書きこむ。引き分けの場合もあり得る。

16.全員がカードの記入を完了したら、試合終了とする。

17 読み手、審判に対する異議は一切認めない。

 

【お手つきルール】

1.間違えた札に触れたら「お手つき」となる。お手つきした場合には、自分の取った札から1枚、場に出さなければならない。持ち札がない場合には、「1回休み」とする。

2.自分の前の10枚でも、相手の前の10枚でも、どこの札であっても同じようにお手つきとする。

3.2人の間に「場」を作る。お手つきの札はそこに裏返し・横向きに重ねて置く。

4.「場」の札は、次の札を取った人が1枚だけもらえる。

5.「場」に2枚以上あった場合には、さらにその次の札を取った人が1枚もらえることになる。

6.「場」に札が置かれてたまま試合が終了することもあり得る。

        相 手

       □□□□□

       □□□□□

        場

       □□□□□

       □□□□□

        自 分

 

【競技かるたとの違い(確認)】

1.試合は、20枚で行う。

2.空札を含まない。

3.読み札の数は17枚。(3枚は残る。)

4.2人とも取れなかった札がそのまま残ることもあり得る。

5.勝敗は、取った枚数で決める。

      (決勝トーナメントで枚数が引き分けの場合は、「勝負の1枚」で決める。)

6.送り札は、行わない。

7.払い手、囲い手などは禁止とする。

8.正解札以外の札に触れたら全てお手つきとなる。

9.1回の読みで札に触れられるのは1回のみ。2回目以降は無効となる。